本文へスキップ

ヒプノセラピスト養成講座family

ヒプノセラピスト養成講座

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.03-6912-2705

〒170-0012 東京都上池袋3-46-8 第1ビル201号室

第6回目

6回目 の内容です。

土: 精神病と催眠療法
日: 催眠初回説明の実習 、開業ノウハウとまとめ


【心の病】

催眠療法を行っていく上で、クライアントさんが心の病にかかっているか否かを見極めるのは、 セッションを進める上でとても重要です。



さらに、精神病の両親が子供に与える影響を知ることは、クライアントさんの問題解決には必須です。


催眠療法は、健康な人が自己改善をしようと努力しているときに役立ちます。
心の病を治すときにも役にたつのですが、 精神病の人は、想像を絶するほど手強いものです。
関わるとセラピストの身が破滅すると言っても過言ではありません。

心の病を持ってる人は必ず精神科医に任せましょう。

気をつけなければいけない、代表的な心の病は
うつ病
統合失調症
ボーダーライン人格障害
神経症
です。

これらに関して正しい知識を持つことが重要です。
そこで、これらの心の病について、しっかりと学んでいただきます。

以下にその概要を示します。
実際のセラピスト養成講座では、分かり易く、具体的に説明していきます。

【うつ病】

うつ病は気分と意欲に障害を来す病気です。
人類の歴史が始まって以来ある病気です。
しかし、人格は侵されていません。

そこで、身体の病気以上に苦しく、何もできなくなった自分が情けなく感じます。
それが暗い気分と相まって、ますます苦しくなるのです。
治っても、また再発します。
あらゆる状態・病気の中でもっとも自殺率が高いのが、うつ病です。

■症状別に見たうつ病■

●精神運動抑制タイプ
●悲哀タイプ
●仮面うつ病タイプ
●不眠タイプ

■うつ病になりやすい性格■

●循環性格
●執着性格
●メランコリー親和型性格

■「軽症うつ病」の急増■

現代社会の傾向として、本物のうつ病とまでは行かないが、健康な精神状態とも言えない、 健康と病気の中間のような人が増えてきました。
気分の落ち込みだけでなく、気力の減退、自信喪失、自己評価の低下等があり、 仮面うつ病的な身体状態の低下もします。
軽症だからこそ、自殺する力が残っているので要注意なのです。

■うつ病を起こすきっかけ■

遺伝と、ストレス。

■うつ病は心の風邪?■

これは患者が安心するからと用いた医者の方便です。
症状は数ヶ月で改善し、良くなったり悪くなったりを繰り返して数年経ち、
5〜6年で治っていくことが多い。
10年かかって治る人、一生続く人もいます。

■うつ病の治療法■

抗うつ剤、環境を変える、そして、認知療法。
治らないものだと諦めて、病気とつきあう覚悟をする。
軽度の運動は必須です。

■脳の仕組みと「うつ病」■

神経伝達物質の異常

■うつ病の経過■ 

うつ病は、適切な治療を受けて十分に休養がとれれば回復することの多い病気です。
一般的に、治療を開始してから3〜6カ月するとうつ病の3分の1の人に症状の回復がみられます。 1年以内に70%弱が回復するとされています。

うつ病の経過には前駆期、極期、回復期の3段階があります。
回復期は、治療によって回復に向かいつつある段階です。
この時期で注意しなければならないのは自殺です。

極期よりも回復期の方が自殺する人が多いことが知られています。
回復してきたから、催眠療法受けたいという方が多くいます。 要注意です。

【統合失調症】

思考や感情などの精神機能のネットワークがうまく働かなくなった状態がその本質にあります。 つまり、統合失調症とは、 様々な心の働きをまとめ上げることができなくなった(脳内の統合する機能が失調している)状態です。

■統合失調症の症状■

幻覚や妄想などの「陽性症状」、 意欲の低下などの「陰性症状」、 臨機応変に対応しにくいなどの「認知機能障害」があります。



下記も詳しく学びます。
●現実にないものをあると感じる−幻覚
●非現実的なことを信じ込む−妄想
●他者に支配されやすい−自我意識の障害
●考えがまとまらず支離滅裂になる−思考の障害
●極度に興奮したり、奇妙な行動がみられる−行動の異常
●喜怒哀楽の表現が乏しくなる−感情の鈍麻・平板化
●意欲や気力が薄れ興味や関心がなくなる−意欲の減退
●会話の内容が空虚になる−思考の低下
●認知機能障害
●ささいな情報や刺激に反応してしまう−選択的注意の低下
●過去の類似の体験に照らして対応できない−概念形成の低下

■統合失調症の種類■

●破瓜(はか)型
10代前後で発病 今までできていたことがだんだんできなくなる。学習能力、思考能力の低下。

●緊張型
20代前後で発病 急性に幻覚や妄想を起こし、興奮して暴れたり、裸で外に飛び出したり。
 明らかに気が狂ったという形をとるものと
 意識はあるが、体ががちがちに固まって動けなくなるものがある。

●妄想型
40代前後に発症 日常生活は平静を装いながら、妄想が突出する。

■統合失調症の経過■

前兆期、急性期、休息期、回復期の4段階が1つのサイクルになります。
休息期や回復期に病気を誘発するようなストレスがかかると再び急性期の症状へと戻り(=再発) また休息期、回復期というサイクルをたどります。
一般的に再発が繰り返されると、休息・回復にかかる期間が長引きがちになるとされています。

■統合失調症の原因■

100人に一人が発症 いくつかの遺伝子の組み合わせで発症 遺伝的に発症することも多い。
うつ病や躁鬱病の親族には統合失調の子供ができる可能性が高い。

下記も詳しく学びます。
■脳の生化学的仮説■
■統合失調症の特徴■
■統合失調症の自覚症状■
■統合失調症とのつきあい方■
■統合失調症の割合が高い職業■
■統合失調症予備軍の性格■

【神経症と精神病】

●精神病とは、うつ病や統合失調症等で、脳細胞や中枢神経細胞に原因がある。
●神経症(しんけいしょう)とは、精神病よりも軽症であり、 病因が器質的なものによらない精神疾患のこと。
パニック障害や強迫性障害(旧:強迫神経症)などがこれにあたります。

■神経症とは■

神経症(最近では不安障害とも呼ばれます)は、心の障害のうちでも最も頻度の高いものです。
一般的に人口の10%を超えるとも言われています。

■神経症の原因■

神経症は、以前ノイローゼと言われ、しばしば精神病と混同される誤解があるようです。
神経症は主に心理的原因によって生じる心身の機能障害の総称であり、精神病とは異なります。

神経症は器質的な病気によるものではありません。
健康な人が普段から体験するような心や身体に対する感覚や感情が、行き過ぎた状態です。

遺伝的な要因もあります。


■神経症になりやすい性格■

(1)自己内省的、理知的、意識的である
(2)執着性が強い
(3)感受性が強く心配性
(4)欲望が強い

■神経症のタイプ■

1,社会不安障害(恐怖症)
2,パニック障害と全般性不安障害(不安神経症)
3,強迫性障害(強迫神経症)
4,気分変調症(抑うつ神経症)
5,解離性障害(ヒステリー性神経症)
6,心気症
7,離人性障害(離人神経症)

【境界性パーソナリティ障害】

境界性パーソナリティ障害は、全てのパーソナリティ障害の中で最も多い。
Borderline personality disorder から「ボーダーライン」と呼ぶことも多い

■境界性パーソナリティ障害の特徴■

1、見捨てられることへの不安
2、分裂。善し悪しの両極端の自分
3、問題行動の多発
4,対人操作。味方を作りたい


1、見捨てられることへの不安
育児放棄と言うことではなくて、親が忙しかったり、親の余裕がないために、 子供を上手に受け止めることができなかったなどの、愛情の行き違いから、 親に見捨てられてしまうのではないかという強い幻想を抱きます。

日常の小さな出来事や、特にきっかけがなくても、強い見捨てられ不安がわき上がり、 激しい恐怖となります。
「見捨てられ不安」のゆえに、親に見捨てられないように小さい頃は「良い子の仮面」を被っています。
思春期になると、様々な葛藤に直面し良い子にしているだけでは解決できない問題が出てきます。

2、分裂。善し悪しの両極端の自分
「大人の自分」と「幼い自分」
「良い子の自分」と「悪い子の自分」
自分の中に正反対の自分が同居しています。

・相手に受け入れられていると感じているときは、
良い子の自分が共鳴し相手を「完全によい人」と全肯定し、信頼し依存します。
・相手が否定的だと感じたとき、
悪い子の自分が刺激され、 「こんなひどい人は今まで会ったことがない」と全否定し、恨み攻撃する。

3、問題行動の多発
a,自傷行為  過食、嘔吐、リストカット等の自殺企画
b,依存行為  性的逸脱、大量服薬、薬物・アルコール中毒
c,破壊行為  暴力、喧嘩

4,対人操作 味方を作りたい
同情的な人を自分の味方に置き続けたいために、
a,相談を持ちかけたりして、慕う。性的関係等、共通の秘密も持つ。
b,周囲の人と人との間に溝を作るような話を、あること無いこと、ひっそりと話す。

■催眠療法上の対応■

境界性パーソナリティ障害の人は、最初はセラピストに全幅の信頼を寄せています。
それゆえ、セラピストのことも白か黒で判断します。
ちょっとでも、気に入らないことがあると、いきなり、攻撃が始まります。
そして、賠償や訴訟問題にも発展する場合があります。
対応に気をつけましょう。


●催眠療法上の具体的な対応
1,相手の苦しみや悲しみに、同意をしてあげる。
2,相手をたしなめようとしないこと 。
3,解決方法は本人の口から
4,クライアントさんとパワーゲームはしない。
5,両親に伝えられなかったことを、言わせてあげましょう。
6,両親のことがどうしても許せない場合の対処。
7,深追いは、しない。
8,クライアントがパニックになってしまったら、どうするか?
9,過呼吸になってしまっていたらどうするか?

【子供の心の育ち方】


性格形成の様子を把握すると、クライアントさんの問題解決が、とてもスムーズになります。


●子供の心の育ち方1



父親→母親=子供の人格に大きく影響
幼児期は自分を受け止めてくれる人がいると安心する 。
「受け入れられている」「尊重されている」などの「大丈夫感」が必須。
「お腹が空いた」「眠い」などの要求にすぐに応えてもらえ、充足感が感じられると、子供の安心感が強くなります。

●子供の心の育ち方2

子供は身近な人との共感を感じ取る
生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉が話せません。
そこで、周りの人が自分の感じていることを「共感」しているかどうかを敏感に察知します。
赤ちゃんが何を必要としているか、何をしたいと思っているかなど、 子供の気持ちを親がくみ取ってコミュニケーションをとると、「お母さんといれば大丈夫感」が育ちます。

●子供の心の育ち方3

1〜2歳になり、言葉を話し、立って歩くようになると、好奇心が芽生え、親から離れ、自分の世界を探し始めます。
外の世界で怖い思いをしたり、不安を感じたときに、親に受け止めてもらえると、 「失敗しても戻る場所がある」と子供は安心感を深め、「お母さんから離れていても大丈夫感」を持ち、自分の世界を広げられます。

●子供の心の育ち方4

親と一体となって育ってきた子供も、3歳位になると躾を通じて親と自分の違いを学びます。
親子の関係が、大人と子供の関係になります。

自分のことは自分でする、
協調性を持つ、
譲歩するなど、
社会で生きていくために必要な第一歩です。
小さな失敗や挫折を積み重ねていくことで、心はしなやかに強くなります。

●子供の心の育ち方5

「躾」 
自分のことは自分でして、ルールは守るべきものだと学びます。

「甘え」
甘えと甘やかしは違う。  
甘えは子供の心の養分。寛容に子供と接すると、子供はおおらかに育ちます。

「我慢」
自分の思い通りにならない経験を通じて、我慢の感覚や、挫折が立ち直ることを学びます。  
我慢は分別の感覚も養います。

3歳頃は、親が「優しく何でも望みを叶えてくれる」存在から、「好きだけど嫌い」な存在になります。

●子供の心の育ち方6

学童期には、親や周囲の大人を、自分より力が強く、ルールや知識を司る存在として認識します。 子供に対する共感を忘れ、子供の気持ちよりも、親の願望や社会の規範を押しつけがちです。
すると、親は愛情を与えているつもりでも、子供は与えられていないと感じてしまうのです。
この行き違いが、子供の心にもろさをもたらします。

●子供の心の育ち方7

思春期に、大人も完璧な存在ではないと気付きます。
学童期までは絶対的だった大人のことも、そして自分のことも、 「良いところもあるし、欠点もある」と客観的に見られるようになります。
周囲との関わりを通じて、できること、できないこと、しなくてはならないこと等を経験的に学びます。
「周りにしてもらえる幼い自分」から「等身大の自分」を知ります。

【日曜日の内容】

●催眠初回説明の実習

二人ずつペアになって、一人がセラピスト役、他方がクライアントさん役になって、説明し合います。 その内容を、講師が観察していて、適切なアドバイスをします。

●開業ノウハウとまとめ

催眠の技能を学び、実習し、力のあるセラピストになることは当たり前のことです。

催眠療法のプロになるためには、更に、様々なことを要求されます。
それを具体的にお伝えします。


・養成講座修了後になにをするか
・初歩のセッションの方法
・宇宙に繋がる存在としての自覚を持つ
・草の根的な広め方
・効率的な催眠誘導分の暗記方法
・催眠療法専用の場所の確保時の注意点
・必要設備
・税務署対策
・広告・宣伝の方法
・予約受付
・施療計画を立てる
・参考資料の準備や紹介
・施療の手順
・顧客管理
・アフターサポート
・ラディアンス「地球を癒す」構想

この盛りだくさんの内容を、分かり易く、具体的に説明していきます。

ラディアンスのセラピスト養成講座に参加すると、セラピストになることだけでなく、 よりよい人生を楽しむ方法も身につける事ができます。

あなたの参加をお待ちしております。



back    next

セラピスト養成講座

バナースペース

店舗イメージ


ラディアンス

〒170-0012
東京都上池袋3-46-8 第1ビル201号室
TEL.03-6912-2705

copyright©2012 Castle of Hypnotherapy RADIANCE all rights reserved.

サブナビゲーション