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4回目 は、
土: 認知療法 ハイアーセルフに繋がり実践
日: 前世療法前半の実習、前世療法後半の説明 です。
これは、実に強力な心理療法です。
1970年代後半、「その当時、最も治療効果の高かった抗うつ薬よりも、認知療法の方が効果が高い」 と、米国ペンシルバニア大学医学部のラッシュが臨床実験結果発表をしました。
そこで、認知療法が世界的に認められるようになりました。 実験結果です。
治った 中断 被験者数
薬 5人 8人 25人
認知療法 15人 1人 19人
表のように、薬では5人(20%)の人しか治せなかったのです。
ところが、認知療法では15人(75%)もの人が治りました。
さらに最近では、不安障害や恐慌性障害など他の精神障害にも効果的であることが明らかになりました。
イギリスの健康省は、認知療法のセラピストを7年間で1万人増やす政策をとった程で、とても効果的です。
認知療法は、患者の情緒の障害と密接に関係している「認知の歪み」というものを扱います。
患者の認知の力を利用して治療していく、短期の構造化された精神療法です。
これは、Aaron T. Beckによって体系化されたもので、その背景となる理論は、 「悲観的に考えると気持ちが沈み込み、気持ちが沈み込むと悲観的に考えるようになる」
という、認知に関連した考え方に基づいて組み立てられています。
日常の様々な出来事にどのような考え方で対処しているか、次の10パターンに当てはめて分類します。
すると、自分の思い込み傾向を知る事ができるのです。
そして、「事実は、本当にこうなのかな?」と疑問を持つことにより、改善の糸口をつかめます。
1)”全か無か”思考
物事を、全か無か、あるいは、白か黒かで、考えて、中間を認めない。
2)一般化のし過ぎ
一つか二つの事実を見て、「全て(いつも)こうだ」と思いこむ。
3)選択的抽出
自分が関心を向けていることばかり目に入ってしまい、他のものは何も見えなくなってしまう。
4)マイナス思考
良いことが見えなくなるばかりでなく、なんでもないことや或いは良いことまで悪い方に考える。
5)レッテル貼り
ちょっとした失敗体験を元に「自分はダメなやつだと」レッテルを貼る。
6)心の読みすぎ
わずかな根拠から相手のこころを勝手に推測し、事実無根の結論を下してしまうこと。
7)拡大解釈と過小評価
悪いところやダメなところばかりをことさら大きく考え、逆に良いところは小さく見積もってしまう。
8)感情的決め付け
「自分がこう感じているのだから、現実もそうであるにちがいない」と誤って思い込むこと。
9)「すべきである」思考
何をするにおいても「こうすべきだ」「こうあらねばならない」など厳しい基準を作り上げる完璧主義的な思考パターン。
10)自己関連付け
身の回りで起きる良くない出来事を何でもかんでも自分の責任だと思ってしまうこと。
気持ちが動揺しているときは、
どのような考えが頭に浮かんでいるか、
どのような気持ちになっているか、
そうした考えと感情とがどのように関係しているか、
その考えがどの程度現実味かあるのか、
を見失いがちになり、無感情になりがちです。
認知療法では、問題が起きたときの自分の感情を大きく四つに分けて考えます。
感情がそれぞれ特有の認知と密接に関係しています。
憂鬱は、「自分にとって大切なものを失った」という認識。
不安は、「何か危険なものが迫っている」、しかも[それに対抗する力が自分に備わっていない]という認識。
怒りは、「自分の世界に他のものが勝手に侵入してきた」という点に関心が集中した状態の認識。
喜びは、「何か大切なものを手に入れた」という認識が存在している。
クライアントさんが苦しんでいる問題の中でも、比較的思考と感情の関係がわかりやすい話題を選んで、話を始めます。
そして、考え方や受け取り方を変えることによって気持ちが楽になることをクライアントさんに実感してもらいます。
問題が起きたときの
(1)状況
(2)感情
(3)考え方の癖
(4)考え方の癖に代わる、より合理的な考え
(5)最終的な考えと感情
について表に書き込みながら、自分を見つめていき、最適な考えや行動が取れるようにしてきます。
実際の認知療法は、とても手間と時間がかかるものです。
そこで、催眠状態になり、ハイアーセルフと繋がるという、とっておきの手段を使います。
ハイアーセルフとは、「自分自身の意識の状態の中の、最も高い意識状態」です。
不思議なものではなくて、閃きの源泉とか、知識の宝庫、良きアドバイザーです。
1,催眠療法を使って、クライアントさんにハイアーセルフと繋がった状態になってもらいます。
2,セラピストも自分のハイアーセルフを通じて、相手のハイアーセルフと繋がります。
すると、クライアントさんも、自分自身に気付きやすくなります。
セラピストは、クライアントさんをどのように誘導していけばよいかに気付きやすくなります。
3,クライアントさんの現在の問題から、問題の根源を探っていきます。
探る手段として、年齢退行療法と、前世療法を使います。
すると、抱えている問題を探るに相応しい場面がたくさん出てきます。
4,具体的な解決方法探ります。
5,実際にそれを行ったらどうなるかに気付いてもらいます。
6,納得がいくまで繰り返します。
土曜日に、上記の認知療法について詳しく説明します。
そして、ハイアーセルフへの繋がり方、問題解決の仕方を実習していきます。
この方法は、これ以上ないくらいのパワフルな方法です。
日曜日の、前世療法の前半の実習では、二人でペアになって、交互に誘導し合います。
催眠誘導により類催眠状態になり、人格催眠状態にまで深めます。
そして、前世に繋がり、前世での様々なシーンを体験するのです。
あなたの前世は何でしょうか?
とっても、楽しみですね。
前世療法の後半の説明は、下記の手順をお伝えします。
●前世の影響を知り、解放します。
良い影響、悪い影響。前世からはとても多くの影響を受けています。
その中の、良い影響はそのままにして、悪い影響のみを取り除いてしまう方法を学びます。
悪い影響だけ取り除くなんて、とても、都合が良いですね。
●ソウルメイトから影響を知り、解放します。
前半の実習では、前世の様々なシーンを体験しますが、そこには多くの登場人物が現れます。
その中に、前世のあなたに大きな影響を与えている人物が居ます。
それが、ソウルメイトです。
ソウルメイトからも、良い影響、悪い影響等、様々な影響を受けています。
それらを探り、悪い影響のみを解放します。
●ハイアーセルフを感じ取る
催眠療法中に、クライアントさんにハイアーセルフと繋がる体験をたくさんしてもらいます。
すると、家に帰ってから、自己催眠状態で、ハイアーセルフに繋がることが出来ます。
そして、毎日メッセージをもらう練習をしてもらいます。
そうしていくと、催眠に入りやすくなり、人生の様々な問題が解決しやすくなります。
お楽しみに